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虎ラッキー“幸流戦”エース級との対戦少なく首位快走

交流戦は残り6試合。12日の西武戦には敗れたものの、12勝6敗で首位を走る阪神関係者の間では優勝賞金5000万円がぼちぼち話題になり始めている。戦前、岡田監督が「交流戦で流れが変わらなければいいが…」と懸念していたが、逆に貯金を増やすしたたかさ。ただ、理由の1つにパ・リーグの一流投手との対決が少なかったことがあるのも確かだ。

 いくら最近調子が今ひとつとはいっても、この日先発の涌井は、星野ジャパンの先発スタッフ。本来のピッチングをされれば、そう簡単に打てるモノではない。案の定、涌井から奪った得点は、6回の金本の10号ソロだけだった。

 「きょうの涌井はよかったな。前半はストレートが多く、後半は変化球中心だったな」と試合後の岡田監督もサバサバ。序盤から終始リードを許したため、JFKを温存できた。連勝が6でストップした、というだけの負けで、交流戦2位の楽天もセ・リーグ2位の中日もそろって負け、中日とのゲーム差は「8.5」のままなのだから痛くも痒くもない。

 交流戦で中日は7勝11敗の体たらく。対照的に阪神は着実に貯金を増やしている。「正直、ウチは比較的対戦投手に恵まれていた、という気がする。ラッキーなところもあった」と某スコアラー。

 阪神の交流戦最終カードは、21日からの日本ハム2連戦(甲子園)。巨人は「日本のエース」ダルビッシュと2度対戦したが、この2連戦も先発ローテーションの関係で、ダルビッシュとの直接対決はなさそうだ。パ・リーグ防御率1位の帆足(西武)との対決もなくなり、ハーラートップの9勝の岩隈(楽天)ともなし。ここまで対戦したエース級といえば、杉内(ソフトバンク)、田中(楽天)ぐらいか。

 岡田監督は「パ・リーグはセ・リーグにいないタイプのいい投手が多いけど、3番手以下はレベルがグッと劣る。ローテーションがどうなるかが大きい」と踏んでいた。そこで、「セ・リーグ首位で人気球団。ウチにエースを当ててくるのでは…」(球団首脳)と恐れていたのだが、日程に恵まれたのか、それともパ球団の間では、いまだに「巨人を叩け」というスローガンでもあるのか、とにかく標的にされることなく、交流戦は終わりそうだ。

 運も実力のうち、といったら、「実力があるから勝っているんや!」と岡田監督に怒鳴られそうだが…。

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